2020.6.7

今日はこの記事、

インド料理店のナンは、インドに住む人にとって一般的ではないという話。

https://toyokeizai.net/articles/amp/278786?page=4

 

少し驚きだけど、日本でいう寿司のカリフォルニアロール化を考えると、そういうものかと納得。

地域特有の食文化ではないから少し違うか。

 

インドで生まれ、イギリスでアレンジされて日本に渡り、ネパール人がつくる日本人好みのインドカレー

 

最近読んだ「ワインで考えるグローバリゼーション」では、グローバリゼーションというのは相対的なものであって、決して最近だけのものではないのだというが、まさにその通りだ。

 

音楽では、作曲した人のルーツがなんだとか、誰それの影響を受けてるとか、ジャンル(文化)の融合をしばしば語る。

食文化も同様で、その土地の職人が、各国の好みにあわせて、異文化の食を自国の味に昇華させてきたのだ。

 

海外に輸出されてその形を変えていく日本食に、違和感を拭えないこともあるけれど、

それは改悪なんかではなく、新しい文化の誕生の瞬間なのだと考えると、なんて素晴らしいことだろうか。